五十鈴川(三重県伊勢市) 水を生きる

五十鈴川(三重県伊勢市)

聖なる川  

今年は東北大震災後、初めての伊勢神宮式年遷宮(20年に一度)の年に当たり神宮を構成している全ての物が新しく作り替えられる。この儀式には1300年もの長きにわたって、伝統を守りながら再生と創生を求めた日本人特有の持続可能な世界観を秘めた智慧の現れと見ることができる。

 この伊勢神宮を聖と俗とに分ける結界のように流れる清浄な五十鈴川には古来より倭姫命(やまとひめのみこと)が衣に付いた汚れを濯いだという言い伝えがある。五十鈴川を渡ってすぐ右手に、ゆるい石段が設けられていて五十鈴川の河畔に出られるようになっている。そこは倭姫命が衣の汚れを濯いだ御手洗場となっていて、お伊勢参りの人々が、ここで心身を清めてから参拝をする習わしが今も往時のように続いている。

 


五十鈴川(三重県伊勢市)


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